防犯カメラといえば、企業や倉庫などでの導入設置が目にする例だとは思いますが、近年では防犯カメラは海外からの安価な商品が手に入りやすく、低価格化も進み、ご家庭などでも導入する機会が増えています。
国内メーカーの品質や故障の際の取り扱い、設置工事等の安心感もありますが、ネットショップ等で販売されている防犯カメラの多くは、実は海外製で日本語化も標準でサポートされている場合が多いのです。
しかし、いざ安価な防犯カメラを導入しようとする場合、カメラやDVRと呼ばれる録画機の方式で迷ったり、追加の防犯カメラを購入しようとした場合に企規格があうのかどうかが不安なところだと思います。
ここでは、一般的に規格化されている様々な方式やDVRレコーダーの種類をご紹介します。
目次
防犯カメラの性能
代表的な機能として、夜間や暗い所でも映像を視認するための赤外線照射による機能の有無があります。
この赤外線ですが、防犯カメラの機能により照射距離が異なり、性能によっては遠くまで赤外線が届かない場合があり、導入に際し、スペックの確認が必要となります。
防犯カメラの種類
屋外用
屋外用の防犯カメラは、主に防水・防滴仕様になっているのが一般的で、駐車場や道路の監視に使用されています。
形状はパッと見ですぐ防犯カメラとわかる形をしています。
屋内用
屋内用の防犯カメラは、店内や建物内の通路などを監視する目的が多いですが、あまり威圧や監視されていることを意識させないためか、一般的にはドーム型の形状をしている場合が多いです。
防犯カメラ方式
防犯カメラには代表的に5つの映像方式があり、DVRレコーダーが対応していない方式の映像は移す事が出来ないため、セット品以外で単品で購入した場合や、カメラを追加したり、DVRレコーダーを買い換える場合などな注意が必要です。
代表的な規格
- AHD方式 アナログハイビジョン方式
- HD-TVI方式 AHD、HD-CVI規格を利用したDVR(レコーダー)との互換性があるなどのメリットがあります。日本国内では採用しているメーカーは少ないのですが、海外の安価な防犯カメラではよく使用される規格です。
- HD-SDI方式 AHDやHD-TVIなどと比べてノイズが非常に少ないのが特徴ですが、それほど普及していません。
- HD-CVI方式 HD-TVI方式同様に日本国内で見る機会が少ない規格です
配線方法
海外製などの安価な防犯カメラは、カメラから映像用のケーブルと電源用のケーブルが別々になったものが多く、カメラ一台に対し配線が2本必要になりますが、電源ケーブルは途中の近場のコンセントからでも大丈夫なので、設置の際は予め電源の場所を確保しておくのも良いかもしれません。
ケーブル
防犯カメラからレコーダーまでは、一般的にRCAケーブル、またはピンコードと言って、一昔前に、よくビデオやゲーム機などを接続で使用していた赤白黄の3色のケーブルの黄色のケーブルが利用されています。
ただし、カメラとRCAケーブル(ピンコード)は直接つなぐことが出来ないので、カメラに付属のBNCコネクタと呼ばれる変換コネクタを使用してからケーブルを配線します。
コネクタ
カメラとRCAケーブルを接続するためにBNCコネクタと呼ばれるカメラ付属のコネクタを取り付けます。(大抵のカメラにはこのコネクタが付いてきます)
RCAケーブル(ピンコード)のレコーダー側にもBNCコネクタを取り付けてレコーダーに接続させます。
DVRレコーダー
防犯カメラの映像をテレビやモニターなどに映りたり、録画する機械です。
カメラの台数や画質、HDDの容量により価格も異なります。
最近のDVRレコーダーは、ほぼ全ての機種でPCやスマホなどインターネットによる遠隔監視の機能が備わっていて、遠方や自宅などでもリアルタイムの映像や過去に遡っての映像を確認する事ができます。