日本一の将棋駒生産量を誇る山形県天童市にある天童商工会議所が、初心者でも簡単に楽しめる将棋として、「66将棋」(ろくろく将棋)を開発しました(開発は尚絅学院大学 松田道雄 特任教授)。
「手軽に将棋を楽しめる新しい将棋を」とのコンセプトだそうで、これから将棋のルールを覚えたい方や、お子さんなどにピッタリそうです。【スピード(平均6分)スモール(どこでもできる)スマート(気軽に脳トレ)】とのことで、通常の9✕9の将棋よりもスピーディーかつ手軽に楽しめそうです。study shiba
66将棋ルール
何が必要?
将棋駒(本将棋の駒)と将棋盤が必要ですが、66将棋用でなくても、既存の将棋盤や将棋駒で使用できます。
駒の配置
6マス✕6マスの盤(または、本将棋用の盤に6✕6の仕切り・目印をつけた物)を用意する。
- 「歩」の配置
図のように「歩」を定位置に配置 - 「歩」以外の駒を用意する。
下記のコマ1枚ずつを、それぞれ用意する※「角行」と「飛車」はいづれか1枚のみ使用可 - 振り駒をし、先手・後手を決める
本将棋と同様、上位者が自分の「歩」を5枚振ります。
「歩」が「と金」よりが多かった場合、振った人が先手(振り歩先)になります。
振った駒が重なったり、立っていた場合は、その駒を数えず残りの駒で決定します。「歩」と「と金」が同数となった場合は、もう一度駒を振ります。 - 他の駒の配置
先手の人 配置した「歩」以外の手持ちの駒を自陣の好きな位置に1枚配置
後手の人 先手が駒を一つ配置したら、後手も自陣の好きな位置に駒を1枚配置 - 上記配置作業を繰り返し、それぞれ「角行」・「飛車」の中で、配置しなかった駒は片付けて、駒の配置完了。
駒の動かし方
66将棋の駒の動かし方は、本将棋と同様です。
成駒
相手陣地(奥側2行)に入るとなれます。
将棋の駒と盤の使い方
それぞれ動き方が異なる8種類の駒を使い相手の王将を奪う。
相手から奪った駒を使用したり、「二歩」や「打ち歩詰め」など、基本的には本将棋と同様のルールですが、自陣に配置する駒の自由度などから、既存の戦略にとらわれない自由な発想や意外な展開、序盤なのに終盤のようなスリリングなゲーム性が加味されていて、始めたばかりの子供でも将棋の魅力に気づくきっかけになるのではないでしょうか。
詳しいルールは下記天童商工会議所のウェブサイトからダウンロードしてください。
上記ページには、66将棋用の盤の台紙もPDFでダウンロードできます。